2018年 みなさま今年もよろしくお願いいたします。
というわけで新年も明けましたが、引き続き「絵を学ぶということ」について考えてみます。
先回までの流れはこちら↓
たしか…初講習会2日目にして「デッサンは迷子状態」ってところまでお話したんでした。
そして、2課題めの石膏首像は「ブルータスの首」でした。
今にして思うと、けっこうマニアックな課題。
よく初心者にはミロのビーナスとかアグリッパとか、ラボルト、アバタのビーナス、メディチなんかの首像が課されるのが一般的だと思うのですが、「ブルータス」それも首だけ…胸像を描いたことのある人は沢山いると思いますが、首だけの像を描いたことある人は数少ないと思います。
先回の白布上に幾何形体2つは、なんか中途半端な感じの生煮え状態で終えたので、今回の石膏首像は嫌がおうにも気合がみなぎってまいります笑
で、1日目は…
いつも通りに形取りをして開始。頭の上のほうが少し切れるけれど、首の断面は十分画面に入る構図でスタート。なるべく大きく構図取りをしてみます。
大まかな陰影をざっくりと付けてからもう一度形を見直します。
だいぶそれらしい雰囲気が出てきたな。ここからは量感を出すことに重点を置いて描き進めてゆきます。
てなあたりで先生からアドバイス。「面の意識を持って描き進めること!」
ふむふむ…
ほっぺたの辺りを面分割して…おお!形を区切ってその中をフラットに塗る。
そうやって三角形のポリゴンを想定して「面分割&フラットに塗る」の連続で、だいぶカクカクしてるけど、面の繋がりが出来てきた感じ…。これはイケるかも!
って作業に没頭していてこの日の作画は終了!
次の日、朝アトリエに来て自分の席に座ってみて愕然とする。
あ!顔面がだいぶ大きくなりすぎている(T_T)
むむむむむ。もうココまで来たら後戻りできないので構図(画面からだいぶはみ出すどころが入りきっていない)には目をつぶって「面分割&フラット塗りつぶし」作業で最後まで押し切ることにする。
そうして出来たのが講習会2作目の「ブルータス首像」
※多分どこかにしまってあるはずなんで、探し出して後日画像を載せます。
このようにして、新潟から単身上京して受講した「15の春の講習会」は約10日間で幕を閉じたのでした。
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講習から帰ってから高校の美術室でそれまでに描いた石膏デッサンと並べて観ました。
さて、みなさんは私がどう感じて、どう思い、どう考えたと思いますか?
※後日その当時の作品を探し出して掲載するので、それら作品を見てから判断してみて下さいませ。今回は間に合いませんでした(T_T)すみません。
またまた長くなってしまったので…
次回につづく笑