こんにちは、ウニアトリエ@かとうです。
先週末5月20日土曜日夕方18:00よりウニアトリエで初心者向けのクロッキー会が開催されました。
今日はその時の模様をレポートしようと思います。
土曜日の夕方、17:30過ぎたあたりからぞくぞくと参加者の方たちがアトリエに入ってきます。
今回は初参加の方ばかりですので、最初に受付で「クロッキー参加の注意事項」をよくお読みいただいた上で署名していただき、参加費をお支払いいただきます。
どんなクロッキー帳を選んで良いのかわからない方やお持ちでないには、アトリエおすすめのクロッキー帳(大・中・小)3種類の中から手頃なサイズを選んでいただきました。
場所は自由選択制(時間になったら好きに選んでいただきます)。
席についたら画材の準備、芯を削りながらポーズの開始を待ちます。
今回、モデル初デビューのSさん。
初めてとは思えない、ポーズが決まるモデルさんで今後が楽しみな逸材です。
今回は20分ポーズと10分ポーズの組み合わせで実施しました。
●20分ポーズ
————-5分休憩
●10分ポーズ
●10分ポーズ
————-5分休憩
●10分ポーズ
●10分ポーズ
————-15分休憩
●20分ポーズ
————-5分休憩
●10分ポーズ
●10分ポーズ
————-5分休憩
●10分ポーズ
●10分ポーズ
————-ポーズ終了
立ちポーズ、イス座りポーズ、床座りポーズ、寝ポーズを合わせて計10ポーズ。
最初の20分ポーズでおおまかな時間感覚を掴んでいただき、次の10分ポーズ2回と休憩を挟んで10分ポーズあと2回を必死に描いていくと、途中休憩(15分)が入ります。
時間の感覚がある程度身についてくると、単純化して観ることができるようになってきます。
しかし同時に、時間内に収めようとして、無意識のうちにモデルさんを観ないで、先入観というか手癖みたいなもので描くような線も増えてきます。
そうすると、一見時間内に綺麗に画面に収まった絵ができあがるのですが、線に勢いがなく、そつなくまとめた絵になってしまいます。
あるていど時間内に収めることができる様になったら、次のステップへ
もっとゆっくりと観察して、じっくりと感じて、そしてゆっくりとした線で描く。
普段シャカシャカした下描き線を大量に引いてからじゃないと本番の線が描けないタイプの人に、特に気をつけて欲しいポイントは、本気の一本の線が見えるまでは手を動かさないで観察すること。
クロッキーでは一発でキメの線を引くように心がけると画力が格段にアップします。
もちろん最初からうまくいくことはありませんが、100枚200枚と枚数を重ねた分だけ確実に上手くなっていってるのが実感しやすい勉強法がクロッキーです。
中休み15分を終えて後半戦に突入。
まだ身体は10分ポーズの時間感覚がヒリヒリとしています。そんな状態で20分ポーズは相当長く感じられると思います。
中には、ほぼ10分くらいで全体を描き終え、持て余した時間で陰影なんかつけちゃったりしている人も見られるようになります。
そんな時は躊躇せずクロッキー帳をめくって次のページに新たな気持で描き始めましょう。
ポーズは20分ですが、その時間内に何枚描こうが自由です。5枚でも10枚でも好きなだけスピードアップしていって構いません。
ポーズ終了後に、1枚一番気にいった作品をイーゼルに掛けてお互いに作品鑑賞。
同じモデル(モチーフ)を他の人はどう描いているのか観る機会なんてなかなかないですから、人の作品から得ることって大きいですよね。
最後に作品1点づつ、良い点と注意点についてアドバイスをして講評会を終えました。
次回コスチュームクロッキー会は6月17日(土)18:00-21:00を予定しています。
今回参加できなかった方もぜひ試しにアトリエで描いてみませんか。
きっと自分の弱点に気づく3時間になると思います。
そしてポーズが終わる頃にはもっと絵が好きになっていると思います。
コスチュームクロッキー会レポートでした。